永遠のゼロと勇気

永遠のゼロ
出版の編集をしていただいてる方から勧められたのが、この「永遠のゼロ」。
あまりに面白いので、自分の校正そっちのけで読み切った。


ずばりゼロ戦についての小説ですが、小説ではないほどのリアリティがある。
それは多くの事実をもとに書かれているからだろうし、大東亜戦争を体験した人たちの時代が終わろうとしている。今は、あの戦争について語り継がれていない。
新聞やマスコミで言われていることは、リアルではない。



この小説には匂いがあり、小説ではあるがリアルが伝わってくる。
もし自分に子供が生まれたら読ませたい。そんな本だ。



体験した人にしかリアルはわからない。
体験した人じゃないとリアルは伝えられない。
体験した人じゃないとリアルにはならない。



せっかく平和の中で生きているのだから、より多くのことを体験していこう。
今の時代の失敗のほとんどは、あの時代に起きていた日常に比べれば大したことない。
自分の恐怖のラインをどこに置くかによって、勇気があったりなかったりする。


「勇気とは恐るべきものと恐るべからずものを認識することなり」byゲーテ
恐るべきものを今より遠くに置いてあげよう。
子供のころのほうが勇気があったなんて、あんまりでしょ。