足を止めない

止まる勇気
冷静に自分を見つめるの怖い。
少したるんだ腹をじっくり見つめるのと同じように、理想と現実の違いを誤魔化すことなく自己認識する。




売るのではない
もの売りになっちゃいけない。




思考軸を作れ
ライフネット生命ってご存知だろうか?
おそらく今後の生保業界を変えていくであろう、ベンチャーの会社。
その社長が書いた本「思考軸を作れ」を購入したのは、ライフネットに興味があったから。期待していた以上に面白くてクリエイティブな内容だった。


「世界は毎日単純になっていく」
毎日1つのことを学べば、1つの謎が消えるから今日より明日のほうが世界はシンプルになっていく。不確定要素が減少するほど、自分の軸が太くなる。それが直感を生む。
その軸が太くなるほど、何にも縛られず自由に生きていける。
そう、ルールや常識に縛られない生き方はシンプルで自由だ。


今いる場所の外側へ
今や改革を必要としているのは生命保険業界だけではない。
日々何の疑いもなくしたがっている常識や規範が通用する世界は超限定的で、その外側にはまったく別の世界が広がっていることを感じれるかどうか?
それに気づかないのは江戸時代のように閉じた世界の居心地の良さに甘んじているから。
まずは勇気を持って「自分を開く」こと。
あらゆることはゼロベースで考えることができるし、自分の軸を持つことができる。
軸を世間から取り戻す時代になったんだと思う。
不動産業界を正常に戻したい人は、この指止まれ。




人間は動物である
人間の最大の関心事は「魅力的な異性を見つけて仲良くなること」「腹いっぱいおいしいものを食べること」「安心してぐっすり眠ること」
他の動物と何ら変わらない。



すべてのものはトレードオフ
何かを選べば、何かを諦めないといけない。
何かを決めるときは、このことを強く肝に銘じておかなければならない。
いいとこどりはできない。



直感の精度を高める
「生きること」に関して正しい判断をできなかったら人類は絶滅していた。
むしろ今こうやって命のバトンを繋いでいるは、祖先の判断が正しかったからだ。
こうやって生きてきただけで「判断のエリート」なんだと思う。

直感の精度はその人のインプットの集積で決まる。
だからこそ人に会う、読書するなどのインプットの量を増やすことが大切。



インパクトは 量×スピード
この章は特に共感した。
仕事はスピードを最優先すること。
小さなことでもすぐにどうするかを決めて早く行動を起こす。
宙ぶらりんの状態は何も生み出さない。
受け取ったメールは瞬時に返信することから始めよう。



答えは「タテ」と「ヨコ」にある
全体全角度全方位を見るための方法は2つある。
1つめは歴史から見ること=タテ思考
有史以来、人間の脳の形状もサイズもそれほど変わっていないのだから、歴史の影響はあるにせよ、ある状況における人間の考え方や行動様式は基本的に変わっていない。

もう1つは、ほかの国や地域から見ること=ヨコ思考
日本は四方を海に囲まれた島国であり、言語もほかの言語と相互性が低いため、どうしても市民が内向きになりやすい特徴がある。
独自の文化が生まれるが思考が硬直化・画一化して斬新な発想が出にくくなる。
正解を日本の外の世界に求めてみるようにする。
いままではこうだったから、この先も同じでいいという考え方は通用しない。



少子化対策
国会議員は一度でいいから全員、10キログラムの石を乗せたベビーカーを乗せて都内を移動しみたらいい。駅の階段など基本的にバリアフリーができていない場所が都心ですら多くある。
都心の主要駅や雇用者100人以上のオフィスには24時間体制の託児所を併設する。
駅の容積率を100%緩和したらすぐできる。
結婚していない親から生まれたというだけで、法的に異なった扱いを受けるのも大間違い。
子供は次世代の社会・文化の担い手なのだから社会全体で育てよう。
そういうのはないのかな。半径3mの世界だけで見ちゃだめなんだよね。



そんなことでお勧めです。