神も仏もいない

不便
世の中が、もうおなかいっぱいなくらい便利になってしまった。
そろそろ不便が売り物になるかもしれない。
エレベーターのない高層マンションなんてできたら面白いのに。




時間帯
朝の電車に乗る時間帯によって、人の顔色が違う。
朝7時までの電車は生きているが、それ以降は疲労してイライラした顔が多い。
そんな顔してどこに行くのだろう。




愛しい光景
緑の公衆電話の受話器を持った子供を見たとき、幸せな気持ちになった。
そでのあまったセーターの先っぽを愛しく思うのように、受話器が大きくて身体にあっていないからそう思ったのか、それともメローイエローを見たときのような懐かしさからくる愛しさのどちらかはわからないけど、こんなピースな姿は意外と身近にある。