感じる(影と光)



悪いもの
絶望に慣れることは、絶望そのものよりも悪いもの。





荒み
精神的な部分で、自分が立っているところは無意識が荒んできている。





交差
派遣村の炊き出しと、大食い競争が共存。



正気と狂気が交差して、縦走する社会。





生体反応
もはや世の中は、飲み込もうとしても飲み込めないところまできている。
生体反応で、発作のようなものが起きている。





コーティング
世界は、コーティングされている。
コーティングをはがしたら、どうなるだろう?




時間
時間は、時計化されていいいものか?メモリ化された時間。
そこから転がり落ちると・・・。





即時性
即時性を便利とする世の中に、生体が受け入れられなくなるとき。



瞬時の即時性が、思索反復する人間的な行為を消していく。





別のもの
時間とお金が同義にされている。
自然に必要な時間、無駄と思われる時間はあったほうがいい。




マチエール
素材、触った感触のもっとも深いもの。そこには言語が関わっている。
マチエールが、肉体から剥ぎ取られている。
愛や痛みの根源がわからなくなってきている。
痛覚がなくなってきているから、寒空の下で路上生活している人を見ても何とも思わない。
画面やモニタからは、何も伝わらない。





インタラク
相互に作用することが大事。
他の言語圏や言語域に入ってみると、何かの発見がある。







派遣村
そこにいる多くの人間の集合を、1つの物語として単純化して人の社会が善であるかのようにまとめ上げている。
社会は切ることもするが、救うこともするというメッセージ。
しかし政治や社会もそうだというのは間違い。
社会全体で見れば、ほとんど見ないでスルーしている。






方法
絶望と戦う唯一の方法は、誠実さだ。





全体的に見れば
足がすくむほど怖い世界の中での個。





徳目
消費資本社会の中で、愛や誠実という言葉という人間の徳目が使い古されていく。
耳に心地いい言葉の中に、慄然とする悪。簒奪されている。




問われる
社会権生存権が奪われていく中、何のために生きるかということが問われる。







感じる
感じることを忘れない。
大人になると、感じることを忘れがちになっていく。
子供の笑顔が輝いているのは、感じているからだと思う。
若者の青春にグッと胸が熱くなるのも、感じているからだと思う。



感じることを忘れなければ、他人の痛みは自分の痛みになる。
大したことないと思われるようなことで、笑うことができる。
胸が熱くなって、生きていることを感じることができる。




感じたときに出てくるのが、叫びだ。
心の叫び、魂の叫び。
叫びがないと、死んでいるのと同じだ。
だって叫び続けるのが、人間だから。




生きている
傷つくことを恐れて感じないことよりも、感じていたほうが生きている。





信じる
自分自身さえ信じることができないときもあるけど、信じたいね。




これからは
いつも頭の中だけで終わらせてきた、でもこれからは・・・




消えない
別れは辛いけど、絆は消えない。





生きた言葉
前に進もう。