内田由紀

なんだなんだ、このバタバタは。完全に日本ペースで、ことが進んでいる。
時間が時間から溢れて、優先順位を何度も何度も確認する。
あれもこそれもあったか!あそこにもここにも行かなきゃ。
出国日に近づけば近づくほど忙しくなるのは、前回の出国の際にも味わったことだし、今までの人生でも同じようなこと繰り返してきているのに、自分の進歩のなさに呆れながらも、この時間との交渉を楽しんでいます。
人間、ひまじゃだめになるというか楽しくない。
ただただ忙しいのも意味がなくて、ゴールに向かうための、そして楽しむための忙しさなら心を亡くさない程度ならいいうだろう。忙しくても、精神的にも肉体的にもゆとりが持てる状態。
そのラインはぎりぎり。




ビリヤードをしているときの女性は魅力的だと、湘南新宿線の内田由紀がモデルになっている、なにかの広告の中吊り広告を見て思った。日本食といえば寿司というのは、世界の常識だ。
でも寿司は、日本食としてではなくてエスニック料理として世界では扱われており、日本食というものを世界は口にしていない。世界では、主流はイタリアでありフランスであり、中華だ。
上の上の層は知らないが、この3大料理が世界の基準になっている。
そんなことは日本においては関係なく、やはり酢メシが恋しい。
だから、経験という言い訳をして、あまり安くはない寿司屋の暖簾をくぐった。
しっかり満足して、代官山へ。観光気分で街をぶらつく。代官山の空気は悪くない。ゆっくりゆっくり歩く。
そして銀座へ。銀座から日本橋へ。そこで、Mさんと飲んだ。僕の数少ない?先輩の一人で、いつも可愛がってもらっている。勢いがあって、生きている。僕はこうやって思い切り生きている人たちに会うことで、パワーをもらっている。そして前回同様、旅に欠かせないプレゼントを頂戴した。