フロム アリゾナ


とにかくでかい。
アクセル踏んでも踏んでも、地図のページが変わらない。
それでも、ようやくグランドキャニオンの近くまで着ました。
とにもかくにも、楽しんでいます。






必要なもの
心にも身体にも、美味しい食事が必要です。
冷めたピザは、心も身体もブルーにする。
温かいコンソメスープは、心も身体もピースにする。






名産品
アメリカで一番美味しいのは、マスタード





役立たず
約40㎡のワンピース号に男女6人生活。
広い寝室やリビング自体は、何の役にも立たない。
仕事道具は別としても、バックパック1つあれば荷物は充分だ。
僕にとって必要なものは、広い部屋やブランド品ではなくて、知識と経験だ。
自らの経験と人との出会いから、そのことを教わった。





1人の時間
どんな状況でも、1人になる時間が必要だ。








スタイル
どんなに寒かろうか、Tシャツでいるのがアメリカンスタイル。





能力
人間の適応能力は、驚くほど高い。
どこでも生きていけるのは、適応能力があるからだ。
住まいや会社を変えることなんか、なんでもない。







原発
遠くに見えた原発は、とてつもなくでかくて、不気味な煙をモウモウと出し、恐怖だった。







役職
旅では、もちろんワンピースクルーにも役職はない。
役職なんか飾りです。
飾りをちらつかせても、ダサいだけ。
名刺の肩書きなんか、どうでもいい。






道次第
どんなに性能のいい車でも、道が悪いと走りも悪くなる。






鳥の目
運転も、人と話すのも、物事をとらえるのも、広い視野で。
最近読んだ本でいえば、鳥の目。







変わらない
株価が下がっても、不景気になっても、賃料は変わらない。
それが不動産投資というもの。







安心の定義
運転している時に、ふと思った。
乗っている人たちに安心してもらいたい。
どうやったら、安心してもらえるのだろう?
そもそも安心とはなんだろう?
参謀のひろちゃんと、安心について話し合ってみた。
安心と信頼は違う。
信頼は、歴史(日々の積み重ね)で発生する。
安心は信頼にリラックスが重なり合ったもの。
自分が緊張している時に、相手に安心は生まれない。
まず自分がリラックス状態でいないと、相手もリラックスしない。
リラックスとは、身も心も自然の状態でいることだ。
自分自身が自然の一部であること。
そして強い生命体であること。
そういう結果になった。
ただいるだけで、安心してもらえる人になりたいものです。








美人
美人とは、きれいな人ではなくて、美しい人のこと。






挑む
できないと思うことに、挑戦すればできるときがある。
できると思うから挑むのではなく、挑むからできる。






交わり
性格が合うとか、かわいいとかよりも、
もっと動物的な部分で人は交わる。






なにもかも整いすぎていると、人間味がない。






人生
人生とは、社会ではなくて自分との戦いであり自己の確立。
安全な道を、自分自身で断ち切る。






生死
生があるから死がある。
死も生の一部。
生まれることは、死ぬことでもある。






消えうせろ
常識があるから、面白くなくなってしまう。






不恰好
不恰好な時のほうが、人は美しいし輝いている。





矛盾
人が好きなのに、1人の時間を好む矛盾。





重み
移動中、本を読んでいる。
岡本太郎の本が、本能を呼び起こしてくれた。
命の重み。





目的
人は無条件に無目的に生きている。
そう書かないと、生きていること自体が軽々しくなってしまう。






怒り
自分のことが好きだから、バカヤロー!と自分に叫びたい。






地球の大きさ
大陸を横断することで、地球がどのくらい大きいのかを、ようやく実感してきた。
人から見れば、無駄なことだと思われるかもしれない。
でも僕には意味のあることだ。






世界
窓の外に映る、どこまでも続く終わりのある世界。
僕の、ちっぽけで気付かれることのないだろうが、確かにある僕の世界。
誰も知らないような場所でも、僕はこうやって生きている。
それは、なんて素晴らしいことなんだろう。






義務
旅は義務ではない。人生も義務ではない。






制度
結婚という制度、彼女彼氏という制度、就職という制度、年金制度、いろんな制度が優先されている社会で生きていくことは簡単だが、簡単に生きるために、生まれてこれた命を使うのはもったいない。
世間や常識で「幸せ」とされていることが、自分にとっての幸せとは限らない。
いい車に乗るのも、広い家に住むのも、でかい会社に入るのも、仕事の成績も、それがあるから幸せになるというものではない。



どうやったら自分の命が、アリゾナの乾燥地帯の地平線に落ちる瞬間のように輝くことができるのか、どうやって自分の生を証明するのか、どうやって笑顔を見るか。それが僕にとっての幸せ。
その手段が、銀行強盗なら喜んでやりましょう。そんなはずないけど。
自分自身へのルールや決まりなんてない。
自分を何者なのかと定義したところで、僕は僕でなくなる。
過去の自分は無用だ。



死を意識し、生を無意識する。
生きながら死なない。
僕は歯車でなく、人だ。
どこかに所属しようが、僕が僕であることは変わらない。
誰かと比べてではなく、すべては僕自身との問題だ。
価値観に他人を介入することは正しいのか?
優秀になる必要は?誰にとって?





所属
僕の居場所は地球だ。
僕は誰かのものではない。地球のものだ。
生き甲斐は、生きていることだ。
生きているとは、どんなことなのかと日々学び、経験して生きている。
そして、生きていることの素晴らしさに感動する。
仕事でも彼女でも(いないけどね)家族でもなく、地球に生きていることが生き甲斐。






絶対
人との関係は、太陽や地球のように絶対だ。
誰がどうなろうが、絶対だ。
出会いは絶対だ。
別れは死ぬまでわからない。
そして愛がある。





創作
自分の中にある、古いものを壊して新しいものを造る。その繰り返し。






動く
言葉が出てこなくても、ペンを持って書き出す。
結果がどうなるかわからなくても、とりあえず動くこと。
ビビって動かなかったり、自分の決めた常識から出れない人は(スケールが)小さい。
辛いことやキツイことを考えて、それを避ける人は、避ける言い訳だけうまくなるだけで、
人としての輝きは増さない。
作られたルールの上で、作られたアトラクションでしか遊べない。
人生の醍醐味は、生きたい方向に向かい、地球と遊ぶことだ。
地球と人に育てられて、自分で自分を築き上げていく。
太陽と風を浴び、闇に包まれる。






財産
誰にも渡せない財産は、時間だ。