ワンピース

アメリカ


去年の今頃は日経平均19,000円近くまで上がり、景気の踊り場を超えたとアナウンスされ、新築マンションもバカ売れして業者はふんぞり返って偉そうにしていたのが、たった1年で株価は半分まで下がり、ふんぞり帰っていた業者は地上から消滅することになるなんて、まるでＢ級小説のような世界です。
メッセージをわかりやすく伝えるために、フィクションにしている小説は、この先一体どうなるのだろう。
むしろ質素な内容のものが増えていくのかもしれない。それがフィクションになる。
「先のことはわからない」
今回の株価や不動産価格をみれば、このことがよくわかります。
日本政府が悪いわけでもありません。
政府には、サブプライムを防ぐことも世界金融不安を防ぐこともできません。
それができたら政府は神様です。
もし今回の景気後退を政府のせいに押しつけるのなら、なぜ日本は鎖国を解いたのか、それによってアメリカを中心とする西洋社会化したので今回のサブプライムが飛び火した。とかでしょう。



こうなってしまったのは、しかたのないことです。
そして、この先のことなんかもわかりません。
ただメディアや政府は、ここぞとばかり不安を煽ることばかり言うでしょう。
それが彼らの飯の種ですから。
そして、もしかしたら今のシステムに適していない年功序列と終身雇用が流行り、起業家はさらに減っていくのかもしれません。そうなったとしたら、それは変化ではなくて後退でしょう。



なんだか長々と経済のことを書いてしまいましたが、今世界で騒がれていることは報道や会話のネタではなく、個人に落とし込んでいく変化なのです。







焦らない
ニューヨークに住む。
そうやって決めてしまうと、気持ちだけが先に住んでしまう。
今回の旅はまだ終らない。
もう、ここで落着いちゃおうかなと考えるときもある。
ただし、それは「やる」と決めた事を終らせてからでも遅くはない。
それが僕の流れだし。






具が半分
欲求に勝てず、タイムズスクエアにある吉野家に入ってしまった。
憧れの紅しょうが。
牛丼の半分は具です。
牛丼の上に牛皿をのっけたようなものです。
少し気持ち悪くなりました。








日本人
ブックオフにまた行ってきた。
この並びには寿司屋や日本食材店がある。
多くの日本人が、この道を通る。
学生や社会人。なぜだか女性が多いような気がする。
英語が通じなくても住めるし、日本人も多いし必要なものが手に入るニューヨークで住むことは仕事があるかどうかは別にして、そんなに難しいことじゃなさそうです。






ワンピース
ひできたちと市内をぶらついて、ホームタウンの駅に戻る。
そこに、ヒロちゃんがいる。ヒロちゃんと再会の握手と抱擁を交わす。
ひでき、なおちゃんと初対面のヒロちゃんが挨拶を交わす。
しばらくすると、しんちゃんとアユが登場する。
皆で再会の握手を交わす。
そして駅からステイ先まで歩き出す。
この瞬間が、僕らワンピースの第一歩だった。
思っていたとおり、この6人はうまくいく。そう確信した。



ステイ先に着き、ビールで乾杯する。
決まりごとを1つもしていないのに、自然とそれぞれが個性を発揮する役割につく。




ここでメンバー紹介
しんちゃん・・・パートナー
彼の名前を、僕はこの旅で一番使っただろう。インドで会ったが気持ち悪いことにルートや日程がほぼ同じなので、インドやヨーロッパをシェアすることになる。そしてキャラクターは僕の反対だから、うまくいくし勉強になる。日本では政府援助の海外協力に携わる建築系の仕事をしている。そしてＰＣにめちゃくちゃ強い。最年長３４歳とは思えない無邪気さが顔に出ている。しんちゃんが女なら良かったのにな（笑
ブログhttp://traveler.design-ichi.com/




ひでき・・・妹の彼氏
ダハブで会ったカップル。髪を切りながら世界を周っている。エジプトとスペインを共にする。表参道やオーストラリアでヘアカットをしていた。誰とでも仲良くなれるフレンドリーなやつで、熱いハートを持っている。純粋すぎるほど純粋なので、とにかく笑える。２７世代
ブログhttp://hdkhdkhdk0915.blogspot.com/




なおちゃん・・・妹
最初はなおちゃんというより、ひできのガールフレンドという印象しか持たない控えめな印象だたが、とんでもない。酒に酔ったら大変なことになるし、過激な発言は繰り返すし、ひできの濃さとたいして変わらない。意外？と細かいところに目がつく子。とにかく笑える。２７世代
ブログhttp://blog.livedoor.jp/naoceantrip/




ヒロちゃん・・・参謀
ヨルダンで会う。ウクレレで弾き語りをしながら、世界を歩き回る。クレバーなバカやろうです。これしてもらいたいなと思って言う前に、動いています。できる証拠です。日本では芸能関係の仕事をしており、マネージャーとかをしていた。フリーチベット運動家。２７世代
ブログhttp://blog.livedoor.jp/hironori2z/archives/51374577.html




アユ・・・新入社員
ヨルダンで会う。唯一の学生。今回の横断のために、日本からわざわざ来た。パッと見は、とっつきにくそうな生意気な顔をしているんだけど、とんでもない。ボケボケだし寝まくりだし。もちろん高い頭脳は持っているしスキルも高いんだけど、痛いときもある。めちゃくちゃイジりがいがある。２３か？
ブログhttp://yaplog.jp/lan_lan_lan/





こんな感じで個性バリバリなメンバーに囲まれていることに、まず幸せを感じます。
そして大事なことですが、誰もが前向き。
誰も前に進もうとしている。







人材
メンバー達は世界にいるから輝いているのか？
それとも輝いているから世界に出てきたのか？
どちらでもかまわないし、どちらも当てはまるだろう。
日本は人材の国。これは何度も何度も書いてきた。
もっと輝く日本人はいるはず。
その輝きは、やがて日本の輝きとなりアジアの輝きとなり、世界の輝きとなる。
輝くには、とにかく初体験だと思う。
そして自立すること。
少しでも輝く人たちが増えていけばと願う。
それが世界の笑顔につながっていくことだろう。
まずは、僕らが思い切り楽しんでこようと思う。





ろうそくの先端
今の僕は、ビンビンに頭が冴えています。
ニューヨークという街が、そうさせているのかもしれません。
ろうそくの火の先端。もう目には見えない場所。