君には聴こえているか?

世の中は雑音のほうが多い。
テレビをつければ大袈裟なリアクションだらけでリアクション選手権。
人が美味しそうに食べているのを見て何になる。
クイズに答えているのを見て何になる。
古舘の暗い顔を見て何になる。
それよりも耳を澄ましてみよう。
人の顔を見てごらん。
聴こえてくるだろ。
僕の声は聴こえているかい?
僕の声は雑音にかき消されていないか?
固定概念の壁を越えられないかい?





君はどうしてそうなったのかい?
わざとそうやって、人を突き放しているのかね?
人に嫌われようとしている優しさなのかい?
君は大事な人だから、人に嫌われないでいてほしいから、
だからこそ、僕は嫌われてでも君に伝える。




人を傷つけるウソはついちゃいけない。
人を喜ばせるウソはついたほうがいい。
特に、一番大事な人への隠し事はしないほうがいい。
君が思っているほど、事態は深刻ではない。
君が話さないことが深刻だ。
君を大事に思ってくれている人がいる。
その人は君の喜びを倍にして、苦しみを半分コしようとしている。
そう決めたんだから、一人で抱えてはいけない。
かっこわるくてもいいじゃない。
かっこつけるのは世間に対しでいい。
近くにいる人にはかっこつかない。
素直に。
思っていることを伝えよう。
そうしないと誰も幸せになれない。




誰だって強くない。





君にも、君にも、そして君にも語りかけている。
そして僕にも語りかけている。




愛しているから愛してくれ。
僕はマザーテレサじゃない。
一方的に愛を与えているだけでは枯れてしまう。
だから、僕を愛してくれ。
愛されるよう、生きるから。




人がいないと、なんにもしないだろう。
こっちにも、そっちにも、あっちにも、僕を見てくれている人がいる。
有難いことです。
僕はいつ死んでもいい。
死は恐怖ではない。
科学的思想では、死を遠ざけようとしている。
宗教的思想では、死は生の先にある。
アニミズム的思想は遅れているのか?






僕は僕であり僕ではない。
君は君でありながら君だけでない。
明日は明日のようで今と変わらない。
世界はつながっているようで、近づいているだけ。
楽しんでいるようで目は笑っていない。
愛し合っているようで、愛を愛しているだけだったり。
したいことも痛いことも避けてしまうのはなぜだろうね。
見ないふりをするのは簡単なのに、見ないことはできない。
大嫌いと言われたいのに、大好きと思われたい。





自然と同じ自分でいい。
自分を信じても愛しても、人への想いには敵わない。
転んでも転んでも転んでも。
立ち上がらない。
転がっているほうが前に進むから。