バックミラーに映るピース

5坪の新潟
気になっていた近所にある居酒屋に入った。
狭い店内の店を通るたびに気になっていたが、いつも誰かと外で食べているか酔っ払っているか、家でたまのカップ麺をご馳走にしているのでタイミングがなかった。
次の日の早朝からスノボに行くために泊まりにきた後輩を連れて、念願の入店を果たした。



美味しい食材は、そのままがいい。
シンプルは嘘をつけない。
新潟から毎日クール便で送られてくる食材しか使わないようで、メニューはあってないようなもんだが、どれも本気で美味しかった。こういうのを食べるたびに、食べないものや店が増えていく。
人を連れて行きたい店がまた増えた。



僕の中にある法則
連れて行きたい店の数×連れて行きたい人の数=仕事量(質)
なんのために稼ぐのか?狩りをするのか?
食べさせたい人がいるからでしょ。




百転百起
人生2回目のスノボをしてきた。
寝顔を見ながら運転するのが、人生で3番目に好きだ。
変わりいく景色とカーブを走り、トンネルを抜けると想像しがたい世界が現れ、サービスエリアは幼少時代のお祭りのように気分は高揚し、静かな車内にお菓子の匂いが漂う。



ウエアから何から何までレンタルし、あとは転ぶことに徹底する。
転ばないとうまくならないのは、なんでも同じ。
そういう基本的なことを知っているので、とにかく転んで身体で覚える。
転んだ数だけ起き上がればいい。
死ぬときだけでしょ。朝が来ても起き上がらないのは。