言霊

言霊

・NY現地特派員の姉さんより
アメリカ人の友人の一人が言ってました。
最近の若者は何を言っているのか分からない、ちゃんと英語をしゃべってくれって言いたくなる、と。
若い人の言語はやはりここでも違うようです。
彼は一番上の息子さんが21なので、恐らく50近いかと思います。
私は、日本でも同じですよ、若い子のしゃべっている言葉は通訳がいりますって話しました。
良いか悪いかは別として、新しい造語のようなものやマスコミが流行らせようとしている言葉など、どんどん出てきて本当に私はチンプンカンプンのところがあります。
ホント言葉って難しいですね。



言葉ということですが、言葉だけではコミュニケーションは成り立たないのはご存知のとおりです。
上手に使う方法を知らないと、相手に理解してもらえないですよね。
こちらは自己主張をきちんとしないとなめられるっていうことで、言いたい事を何でも言っていいと勘違いしている日本人が少なからずいます。
でも、自己主張というのは、自分の意思をはっきりさせるということだと思います。
こちらの意思を相手が分かるように伝えるという事であって、いいたい事をなんでも言うということではないと思います。結果的に自分の意思を通すためには技術やコツが求められると思います。
ただでさえ、言葉によるコミュニケーションが下手な国から来てスキルが身についていない上に、自己主張しなくっちゃという思いだけで、上手に自己主張できる訳がありません。
もちろん、この国の人たちも上手でない人たちも多いし、心の貧しい人もたくさんいるので、そういう人を手本にする必要などないと思います。
こちらの人はこうだからと、真似しなくっちゃじゃなくて、どうすれば効果的に自分の意思を伝えられるか、相手に不快感を与えず、上手くこちらの要求どおりにさせるようにもっていくかを研究する必要があると思います。
まずは自分の意思をはっきり持つということは第一段階だと思います。それがあれば、イエスかノーかまずはっきりと伝える事ができます。



それから、自分の意思を伝えた場合、相手がそれを受容するとは限りません。
相手にも意思があるからです。
だから、相手がノーと答えたり、ネガティブな意見を述べた場合にこちらがそれにどう反応したらいいかを一つ考えておくと良いと思います。切り返し方を上手にする事で、より自分の意思を通すという事が可能になるからです。これが第二段階です。きっとこの2ステップを踏むだけで、かなり自分の思うとおりに事を運ぶ事ができます。
それに加えて、こちらは多種多様な民族、文化背景の人たちが集まっています。
だから、彼らのことを研究することは助けになると思います。
もちろん研究する動機は、彼らを理解しようという積極的な思いが根底にあることだと思います。
自分の民族が一番、他は劣るなどという考え方がある場合、そういう考え方を自分自身調整する必要があるかもしれません。もちろん、自分の文化を愛する事はよいことだと思います。
また、自尊心を持つ事は大切です。
でもそれは、他を卑下したりする上下や優劣をつけるものであってはならないと思います。
異なるカラーを知るということは楽しい事だし、お互い仲良くこの世の中を生きていく上で、不可欠な事だと思います。



仲良くする事は不信感の世の中で、自分を守る最大の平和的な防御術だと思います。
そういう意味で、言葉を上手に使うという事は大切だと思うこの頃です。
では!




→RIO
冬が見える距離まで近づいてきたことで、秋は東京から逃げ出しそうです。
秋というやつは、いつも踏みとどまることができない。
夏と冬の二大政党が強くなりすぎたことが懸念されます。
このままでは、秋はどっちかと連立を組むしかなさそうです。




このようにテーブルや服を触ると「冷たい」と感じてしまい、怖くて車のドアに触れない時期がやってきております。NYはもっと寒いでしょうね。こっから半年は何もしてなくても寒さという感覚に我慢しながら生活するのか、と思うと少し憂鬱です。
若者言葉があるのは悪いことではないと思います。
言葉にするのも恥ずかしいですが「チョベリバ」なんてものは、大気圏から消え去りました。
ほとんどの若者言葉は定着することができず、本物になることができません。
その中から本物が一つでも生まれたら、なんて素晴らしいことでしょう。
こっちの若者は、口をしっかり開かないのが多いです。
言葉で伝えるということに危機感がないからでしょう。
これも時代の流れでしょうか。
テレパシーの前触れかもしれません。





さて、ここで民主党のことを書かせていただきます。
民主党のテーマは「コンクリートから人へ」です。
ちょっと違った言い方をすれば「企業から家庭へ」でしょうか。
そして透明性、公平、納得。
テレビでは不協和音だとか騒がれておりますが、ディスクローズされているだけです。
今までの石器時代自民党の体質では、プロセスが明らかにされず結果だけ出されてきました。
人と人がすべて同じ考えだったら気持ち悪いです。




それは組織でも同じことです。
「同じでなければいけない」はずがありません。
従うほうが簡単です。




なんだかまとまりませんが、インフル気をつけてください。