キューバイン

キューバハバナに入りました。
もう、最高という安っぽい言葉でしか表現できません。




天使十訓
空港にて
カンクン国際空港に早めに着いたので、考え事をしていました。
いろいろと、やりたいことや、そのためにやろうとしていることがあるんだけど、あれもこれもじゃなくて、まずは今の自分にできることをやる。
午前中を、いかに使うか。
1日は午前中で決まってしまう。
朝起きて、軽く身体動かして日記を書いて、勉強をする。
このスタイルは崩したくないけど、日本に帰って仕事をしても続けられるか不安だ。
夜は、答えを出すのに適していない。
夜は軽く考えるだけにして、あとは睡眠中の自分に答えを出させる。
朝は、一番ベストな状態になっている。
この時間を、自分にとって一番大事なことに使う。
だから、自分との対話の時間にする。




時間に隙間があるときは、読書するかペンを走らせるか寝る。




ここから先のノートのページには、文章ではなくキーワードをつなぐ地図のようなものを書いている。
それを文章にまとめたのが、次のページ。

1、旅をしながら原稿をまとめる。
振り返ることによって、僕にとっては大事な書いた言葉を記憶することもできる。
どんなに少なくてもいいから、人から批評されてみたい。



2、どんなことにも、積極的に真剣に取り組む。
自分に起きていることは、ゴールに到達するために必要で必然だと考える。



3、自分の未来予想図を作る。
1年〜5年後、10年後、20年後は具体的にどうなっているのか。
旅でも、プランと実際は大きく異なるけど、プランがないと暗闇の中で知らない街でさまよっているようなもの。
今や過去だけでなく、将来の自分とも真剣に向き合う。





4、人脈を深く広げる。
僕をゴールに導いてくれるのは、人だ。
僕が毎日幸せでいられるのも、人のおかげだ。
仕事をしているときも、すべては人だった。
旅も、人だ。
人脈を深く広げるということは、僕自身を深く広げるということだ。




5、必要な知識を吸い込む。
無知でいるほど恐ろしいものはない。




6、変革を起こす
変革を起こすために、変革を起こすのではない。
ゴールに向かうためには、目立つ必要がある。
犯罪者として目立つのは好まないから、自分にできることを考えたら仕事に繋がることだろう。
何かで、結果を出すでもいいかもしれない。
もちろん、会社とかの小さな枠ではなくて、最小限でも業界で。
業界なんか、どこでもいいんだけど。
僕は、ベンツ100台売るとか保険契約件数何件とかのセールスマンには興味がないし、
なれないだろうから、そういうのではなくて結果を出すとなると、変革かな。





7、起こす準備をする。
一人かもしれないけど、どうせ起こすことになるだろうから、地図だけは広げておく。




8、講習のテーマと内容。
誰にではなくて、自分自身のために自分が講習をする。
それが笑顔(利益)になるなら、人にもするようになるんだろう。
まずは自分の身体で、実験。




9、ガサツなところを直す。



10、自分を振り返り、記憶するように叩き込む。



そういうことを頭に描いていました。






ロケット
クバーナ航空という、キューバの飛行機に乗り込みました。
離陸してから、どんどん機体は傾いていきます。
まるで月を目指しているかのような角度です。
着陸10分前の機内サービスのコーラは、炭酸がなかった。






無理
どこの国でも、列に割り込む人がいる。
どこの国にも、人の座席に座っている人がいる。
どこの国でも、周りの迷惑を一切気にしないアイドンケア人間がいる。
世界を1つにしようなんて、夢のまた夢だろうな。





そういう人
飛行機に、日本人の旅人ペア(男と旅をしていても安心な女)がいたので、元気よく挨拶した。
僕らが、そこから離れるときに女が男に「知り合い?」って聞いていた。
言い方は、「あいつら知り合い?」ってかんじでね。


キューバ着いて、ペアは僕らよりも30分近く早くバックをゲットして外に出てった。
僕らが、いくつかのめんどくさいキューバ人とやり取りして、タクシーに乗り込んで走らせたら、タクシー乗り場でオロオロしていた。
タクシーを停まらせて、彼らを僕らのタクシーに乗せてあげた。
それでも反応はいまいちだった。そういう人もいるってこと。





再会
タクシーを降りて、暗いどこだかわからない道を歩きながら、人に宿の場所を尋ねたら、宿の目の前にいた。
ピノというおじさんが飛び切りの笑顔で、迎え入れてくれた。キューバはホテルを経営すると、国へ毎月2万円くらい?の税金を払わないといけないので、闇カサと呼ばれる安宿がポピュラーだ。ここも、そこの1つです。
荷物を下ろし、一息ついていると聞き覚えのある声がしてきた。
ひろちゃんと再会し、熱い抱擁を交わしました。
そして、再会に必要なのは涙ではなくて、お酒です。
ヒロちゃんが街中で捕まえてきた、大学生たっちゃんと4人で乾杯しました。
ヒロちゃんは、独学でスペイン語を勉強して、日常会話は話せるようになっていた。
キューバの状況も、しっかり勉強していて、やっぱ他の旅人とは違う何かを持っている。
この宿は、飛行機で一緒だったキューバ大好き日本人女性に連れてきてもらったそうです。
その女性は、13年キューバを行き来しており、町の人たちとも仲が良くて、ヒロちゃんも現地のアミーゴを紹介してもらっていた。
今度はヒロちゃんが、僕らに紹介してくれた。こういう連鎖っていいですね。





世界遺産の音
夜もいい感じにふけてきて、クラブへ向かった。
僕らが席について、しばらくするとライブが始まった。
村上龍が、キューバ音楽を愛していることは有名だ。
スペインでお世話になったピアニストのミネさんも、キューバ音楽のすごさを語ってくれた。
その音楽に、初めて触れた。
全身が、はるか宇宙に持っていかれた。
何もかもが心地よくて、曲が終わるのを惜しんだ。
ほかの音楽が聴けなくなると村上龍が言っていたが、たしかにそのとおりだった。
極上の音とは、このことを言うのでしょう。
アーティストたちも、楽しそうに演奏している。ほぼフリースタイルで。
音楽のやばさに、お酒がすすんでしまい朝起きたらぐったりでしたけど、今日も行きます。