強し女性

今日は、メキシコ在住の輝いている女性と会ってきました。
そしてシティを散歩してきましたが、標高が高いのと排気ガスの影響でかなり疲れました。
そういえば、グアテマラは止めました。なぜなら、そこには「人ありき」だから。





グアテマラを止めた理由
つい昨日まで、グアテマラに抜けるつもりでいた。
準備も完了して、あとは明日に行動を移すのみだった。
それでも、僕の頭にはあることが引っかかっていた。
それは、さっきも書いた「人ありき」について。
キューバにはアメリカ横断を共にした、ヒロちゃんがいる。
ヒロちゃんは、何度も僕にキューバの素晴らしさと、いつ僕が入ってくるのかをメールしてくれていた。
僕らは、ヒロちゃんにアメリカ横断を持ちかけて、わざわざヨーロッパからアメリカに飛んできてもらっている。
それなのに、ヒロちゃんが誘ってくれているのに断るわけにはいかない。
もちろん、再会を果たしたい。
新しい出会いも大事だが、一度繋がった縁を宿命に変えることが僕の29歳のテーマ。
だから、ヒロちゃんからメールが来るたび葛藤していた。
キューバに入るつもりでいたが、グアテマラスペイン語を勉強した後と考えていた。
しかし、今日朝起きて朝食のときに、しんちゃんに僕の気持ちを伝えた。
しんちゃんは僕の気持ちと同じ気持ちだったようで、ルートを変更することにした。
ここが、さすが僕の相棒だと思う。
しんちゃんも、僕と同じくらい、いや僕以上かもしれないが「人」を優先する。
利益や効率ではなくて、最優先するのは人だ。
だから一緒にいれるんだろう。
普通に考えたら、時間かけて準備したことをぶっ壊すわけですから、今さら変えられない。
でも僕らには、そんなのは関係ない。
ヒロちゃんと、再会の抱擁を果たせればいいじゃんで一致。
夜遅くまで、ガイドブックを読み漁ってくれてルーと作ってくれていたのは僕じゃありません。
僕は、ミクロではなくマクロで旅全体の危険地域や危険情報を収集していました。
僕がしんちゃんの立場だったら、何だよ急に!と思っていたかもしれません。
でも、時差ぼけ解消させようとしたのに余計寝れなくて、ほとんど不眠状態の中でも、僕の話に耳を傾けて、納得して気持ちを切り替えてくれるんです。こうやって書くと、なおさら僕にはできないかもな。しんちゃんも、ヒロちゃんを気にしていたそうです。
僕は、いつも何かを決めるとき、極力人に流されるようにします。
僕の意思よりも、そのときの周りの人の状況を優先します。
混乱しそうですが、それが僕の意思なんです。無理してとかじゃなくて。
そのほうがうまくいくことが多いし、自分自身が納得できます。
そういうことで、ヒロちゃん!待っててね〜。





強い女性
メキシコへ向かう飛行機で、しんちゃんの前の席だった縁で知り合った、リマさんと昼食を共にした。
メキシコ在住4年、舞台の仕事をこっちでしている。
雑誌なんかにも出ていて、夢に向かっている、輝いている女性でした。
僕は、寒さで鼻炎になっていたので話がいつもの半分もできませんでしたが、貴重な経験でした。
外で会う人たちは、輝いている。
人間として「自立」しているからだろう。
僕は、そんな人たちに会うのが大好きだ。
パワーをもらうし、こっちもやってやろうと思えるからだ。
そういえば、外で自立している日本人は女性が多い気がする。
女性のほうが、たぶん勇気と勢いがあると思う。
男性は、なんだかんだいいながらリスクを気にしている。
思い切りでいえば、女性が上だろうな。
僕は、そんな女性を尊敬する。
だって僕にはできないからだ。
目は輝いていて、笑顔が素晴らしい。
自立している女性の顔をしている。
どういうわけか、こうやって現地に在住している輝いている人たちと縁がある。
それは、欲しているからだろう。
相手も僕らみたなバカやろうを、欲していてくれたら幸いだ。






メキシコシティ散歩
昼を挟んでも、10時から4時まで街を歩いていた。
久しぶりに、しっかりと歩いたので身体はいい疲れをしている。
これで時差ぼけとも、おさらばと言いたい。
正直言うと、シティはあまり「はまらない」。
どうも、ここではない気がする。
だから、早く移動してキューバに向かいたい。
フライトの予約は明後日だ。
明日は何をしよう。
遺跡は、有名なピラミッドがあるが、今の僕は遺跡じゃない。
そういうのも大事だが、もっと自分を問い詰める何か。
その何かを探して、歩き回ることになるのだろうか。






人それぞれ
メキシコ人も、いい笑顔と嫌な笑顔がある。
どっちも人なんだ。
どこに行ってもそうだ。
人は、どっちにでもなるし、強制はできない。
文句書いているときもあるけど、それが人なんだと受け入れる。
親を殺す子もいれば、子を殺す親もいる。
どっちも人の子だ。悪魔の子ではない。
だからどうした。たしかに、だからどうした。
金パクるやつもいる。中南米には、特に多そうだ。
金を奪うためには、手段を選ばない。
彼らにとっては、祖先がやっていた狩りと変わらないのだろう。
僕だって、こっちで生まれ、そういう環境で育ったなら、どうなっているだろう。
だから殺されても許すわけじゃない。そういうわけじゃない。
僕が言いたいのは、もっと違うことなのに説明ができない。
それが、今の僕の答えだ。
とにかく、人は教育次第だ。今はそれしか言えない。