迷惑かけないといけない

STARRT
スタート地点に立つことになった。
はじめに、ゴールからスタート地点までの道を何本か作った。
どのスタート地点にするかで、すべてのスタート地点に立ってクラウチングスタートの姿勢をとり、足の裏と地面が合っているのか確かめる作業を続けた。


すべてのスタート地点に立ってみてから、ようやく必然を受け入れることにした。
人生なんか必然しかないが、それを受け入れつつ疑う。
まず疑って、あっちこっちに身を置きながら必然を受け入れる。
面倒くさいけど、面倒くさいのが嫌なら生きていなけりゃいい。
生きていることほど面倒なことはないんだから。



すべてがスイッチ1つで生きていける世の中は便利だが、なぜ異国での不便さを快感と思ってしまうのか、それこそ生きているからだかで、僕が刺激中毒だからだろう。



スタート地点に立って、久しぶりにワクワクしてきた。